茨城大学が誇る「総合気候変動科学」イベントが目白押し!

 梅雨入りしたはずが、各所で猛暑日?真夏日が続き、嫌気がさしている方も多いのではないでしょうか。近年の異常な暑さや豪雨など、地球温暖化や気候変動を実感する機会が増えてきました。茨城大学では、6月4週目から7月1週目にかけて、気候変動問題について考えるイベントを開催します。

 茨城大学では、大学の創成期から環境科学の教育?研究に取り組んできました。2006年には、気候変動影響への「適応」を考える研究拠点として地球変動適応科学研究機関(ICAS、のちに地球?地域環境共創機構(GLEC))を設置しました。

 茨城県地域気候変動適応センター(iLCCAC)も茨城大学内にあります。地域気候変動適応センターは気候変動適応法で各地域につくるよう定められていて、大学に設置された事例は茨城県が初めてでした。

 農学部/応用生物学野でも、土壌中の微生物の働きやバイオ炭を利用した温室効果ガスの抑制、二酸化炭素(CO2)からの有用物質生産などの研究を加速させるべく、20254月にはグリーンバイオテクノロジー研究センター(Gtech)を開所しました。

? CO2の回収や新たな燃料の合成、効率的な利用というカーボンリサイクルのプロセスを研究するカーボンリサイクルエネルギー研究センター(CRERC)では、気候変動の「緩和」にも取り組んでいて、原子力科学研究教育センター(RECAS)では持続可能なエネルギー開発?利用の先端的な技術開発?研究を進めています。

 このように、茨城大学はサステイナビリティ学の先駆者として、地域や関係団体と協力しながら「総合気候変動科学」をつくってきました。イベントに参加して、気候変動問題について一緒に考えてみませんか。

2025年度第1回茨城県地域気候変動適応センターシンポジウム

暑熱?健康分野を中心に気候変動影響と適応策に関する最新の知見などを共有します。熱中症対策や室温測定についての報告もあります。

日時:623日(月)14:0016:30
場所:茨城大学欧洲杯买球官网_欧洲超级联赛¥手机版投注図書館ライブラリーホール、オンライン
料金:無料
申込:対面はこちら、オンラインはこちら
※詳しくはこちら、またはチラシをご覧ください。

茨城大学グリーンバイオテクノロジー研究センターキックオフシンポジウム~グリーンバイオで世界と協創する農業のイノベーション~

Gtechの開所を記念し、キックオフシンポジウムを開催します。基調講演のほか、小松﨑将一センター長によるGtechの紹介、パネルディスカッションを行います。

日時:627日(金)13:1015:45
場所:茨城大学阿見キャンパスフードイノベーション棟霞光ホール、オンライン
料金:無料
申込:対面はこちら、オンラインはこちら
※詳しくはこちら、またはチラシをご覧ください。

サステイナビリティ?サイエンス?コンソーシアム(SSC)2025年度講演会

一般社団法人サステイナビリティ?サイエンス?コンソーシアム(SSC)は、サステイナビリティ学に関する研究教育活動などの維持?発展のため設立されました。本講演会では、気候変動の現状と適応策や、インフラの社会像について議論します。気候変動適応研究の第一人者である三村信男名誉教授も登壇します。GLEC共催。

日時:72日(水)16:1518:00
場所:オンライン
料金:無料
申込:こちらから(6/27締切、定員100名)
※詳しくはこちら、またはチラシをご覧ください。

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