【著作?制作物紹介】人文社会科学野?青山和夫 教授 共著
「考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常」
考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常
青山和夫(茨城大学人文社会科学野 教授)、大城道則、角道亮介 共著
出版社:ポプラ社出版
出版日:2025年2月14日
ISBN: 978-4-591-18406-6
定価:1,760円(本体1,600円)
著者コメント
本書は専門的な研究書ではありません。アフリカ大陸(エジプト文明、大城)、ユーラシア大陸(中国文明、角道)、アメリカ大陸(マヤ文明、青山)という三つの大陸で調査研究に励む考古学者が、現地で経験してきた出来事や多忙な日々のエピソードを生き生きと描き出した読み物です。本書をお読みいただければおわかりのように、大学に勤務する学者は決して毎日自分の好きな研究だけをしているのではありません。大学教員の「飯の種」として講義や学生指導、大学の数多くの会議や各種委員会、入試業務、所属する学会関連の業務、アウトリーチ活動等、研究以外のいろんなことで多忙を極めます。
著者プロフィール
青山和夫(茨城大学人文社会科学野 教授)
1962年、京都市生まれ。東北大学文学部史学科考古学専攻卒業。ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了。人類学博士(Ph.D.)。専攻はマヤ文明学、メソアメリカ考古学、文化人類学。現在、茨城大学人文社会科学部教授、古代アメリカ学会会長。一九八六年以来、ホンジュラスのラ?エントラーダ地域、コパン遺跡、グアテマラのアグアテカ遺跡、セイバル遺跡、メキシコのアグアダ?フェニックス遺跡や周辺遺跡などでマヤ文明の調査に従事している。「古典期マヤ人の日常生活と政治経済組織の研究」で日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞を受賞。主な著書に、『古代マヤ――石器の都市文明 増補版』(京都大学学術出版会)、『古代メソアメリカ文明――マヤ?テオティワカン?アステカ』(講談社選書メチエ)、『マヤ文明――密林に栄えた石器文化』(岩波新書)、『マヤ文明の戦争――神聖な争いから大虐殺へ』(京都大学学術出版会)、『カラー版 マヤと古代メキシコ文明のすべて』(監修、宝島新書)、『古代アメリカ文明――マヤ?アステカ?ナスカ?インカの実像』(共著、講談社現代新書)など多数。